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「婚活」という言葉は、最近さまざまなメディアで取り上げられていますが、この「婚活」は、結婚活動のことで、ちょうど就職活動を「就活」と略して言っているのと同じようなものです。 「婚活」とは、つまり、就職するために就職活動が必要なように、結婚するためには結婚活動が必要なのだと、家族社会学者の山田昌弘さんと少子化ジャーナリストの白河桃子さんの共著『「婚活」時代、』(ディスカヴァー携書)からブレイクしたもののようです。 2008年3月に共著「婚活時代」が発売されて話題になり、婚活という言葉は一気に知名度を上げ、その後雑誌やテレビでも取り上げられるようになり、2008年の流行語大賞にもノミネートされました。 一昔前までは、お節介な近所のおばさんが多く、何かと結婚の世話を焼くため、自然と結婚がまとまるようになっていたものですが、現在では、出会いの場が少なくなってきていることと、人間関係の希薄化で世話を焼いてくれるお節介おばさんがいなくなったこと、また、女性も生涯働くのが普通であるという認識が一般的な風潮になっていることもあり、結婚が自然と高年齢化しています。 このように結婚が自然にまとまる可能性が少なくなった背景から、結婚するためには、「結婚したい」という意識を積極的に持って、「婚活」しなければならないようですね。 ただ、参考までに言いますと、「婚活」の言葉の定義は曖昧で、どこからどこまでを婚活と呼ぶのかなどの明確な基準はありませんが、現在のところ、結婚のために行う行動全般が「婚活」と呼ばれています。 就職をする時には、就活(就職活動)をした方がほとんどだと思いますが、志望する会社へのエントリーや面接だけが就活ではなく、履歴書の書き方対策や面接対策、会社の下調べなど、種々な一連の行動が就活に含まれています。 それと同じように、「婚活」もエステに通ったり、料理教室に通って花嫁修業をするのも婚活の一部に含まれますし、結婚資金を貯めたりすることなども婚活の一部と言えないこともないでしょう。 しかし、婚活の中でも最も大切な第一歩は、まずは、結婚相手を探すことでありますので、「結婚相談所への登録」「お見合いパーティーへの参加」「婚活サイト」などを利用して、出会いの場に参加することから始める必要があります。 ただ、同じように出会いを求める場合でも「合コンへの参加」や「インターネット上のメル友探し」で婚活を行うのは難しいでしょう。 場合にもよりますが、合コンやメル友などは『結婚』を意識している人が多いとは限らず、中には恋人がいる場合や既婚者の場合もあります。 婚活はあくまで結婚への努力ですから、結婚を考えている人同士の出会いが重要なのです。
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