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太古、人間は自分の身を守る武器を何ひとつ持っていなかったため、まずは、自分に危険が及ぶかどうかを瞬時に判断することが求められ、その判断の元になったのが、高度に研ぎ澄まされた五感（視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚）であったわけです。  この五感が鋭いか鈍いかによって、人間の寿命は決定されたといっても良いでしょう。 それが、次第に人間が武器を手に入れるようになると、その武器を過信し、そして今では知識や知能を過信するようになって、自ら身を守る五感を信用しなくなってしまったのです。 昔は、臭いをかぐことによって、どの動物が近づいているかを察知し、また、嗅覚を働かせては、凶暴な野生動物が、どのぐらいの至近距離まで近づいたかを知り、そして、鋭い視覚で、遠くの獲物を見つけることにより、自分に近づく危険を察知したのです。 現在でも、五感の発達した人がいますが、こういう人は、生命力が旺盛で、どんな万難をも排する気力に満ちており、運勢の向上運も大変強いのです。 これは生命を生かす本能である動物的感性が強まっているからなのです。 逆に野性味を失いますと、たくましい生命力が感じられないだけでなく、危険の認識度も失い、理性だけが発達した草食系の男子になってしまうのです。 五感の発達している人の鼻は、生命力の源である酸素が十分吸い込めるように、鼻の穴が大きく開き野性味を秘めていることと、鼻も大きく顔の真ん中にどっしりと居座っています。 口は何を食べてでも生きていけるように大きく開いています。 耳は後ろに張り付いて、どんな音でも聞き逃さないだけの聴覚が発達しています。 もし、あなたの周囲にこういう男性がいたら、結婚相手としては申し分ありません。 これからの時代、リストラは当たり前、倒産も当たり前になっており、こういう激動の時代こそ、野性味のある人だけが、危険を察知して自分の進むべき方向を的確に捉えることができるのです。 学歴や知識など、身を守る道具には何ひとつなりません。 鋭い五感は、なかなか身につくものではありませんが、太古の人が夜空の星々を眺めては宇宙に広がる神秘性を感じ、そして占星術を発展させたように、やはり太古の人にならって、昔から変わらない夜空を眺めてみるのも、五感を磨く良い機会かもしれません。 |
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