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「あなたの好きなものはなーに」と聞かれたら、どれぐらい思いつくでしょうか。 たとえば、食べ物で言えば何が好きか、映画は何が好きか、飲み物は何が好きか、好きな色は何かなど、いろいろとあるでしょう。 誰か好きな彼氏ができますと、最初にする質問は、「何が好きか」ということではないでしょうか。 相手の好きなものと自分の好きなものが一致すると嬉しいからです。 なぜ、嬉しいのかといえば、相手の好きなものと自分の好きなものが同じとき、人は安心するからです。 自分が何かを好きになるのには理由があり、プロセスがあます。 たとえば、ドコモの携帯よりソフトバンクの携帯のほうが好きという場合には、ソフトバンクの携帯が好きになった理由があるはずです。 もし、相手も同じような理由で好きになったとしたら、お互いに共通の認識が生まれ、深く理解し合えるのではないかという、期待が高まるからです。 私たちは無意識のうちに、モノや人を「好き、嫌い」で選んでおり、「好き」という行為には、他のモノとわける選択が働いています。 できれば、好きな人とだけお付き合いし、また、好きなモノだけを身近にたくさん置いておきたいという心理があります。 人間は好きな人にだけ愛情をいっぱい注ぎたいと考えますが、嫌いな人にはどうでしょうか。 人生は好きな人だけにめぐり合うわけではなく、嫌いな人とも逢うし、相性の悪い人、あるいは、どうしても虫が好かないという相手とも、いやでも逢わなければなりません。 世界には何十億という人間がいますが、あなたが人生の中で出逢える人はほんのごく一部の人であります。 確かに道ですれ違う人、電車で見かける人などは多いかもしれませんが、そんな中で、実際に仕事を一緒にしたり、近所でのお付き合いをして、現実に会話のできる人は何人かと尋ねられたら、数えるほどではないでしょうか。 そんな少ない中で、「好き・嫌い」で人間関係をさらに選びますと、嫌いな相手のことを何も知らないままで終わってしまうこともあるでしょう。 あなたが逢う人には、すべて意味があるのです。 私たちが、好きで人と付き合うのは決して悪いわけではありませんが、もう「好き・嫌い」という次元で人に接するのを止める時代ではないでしょうか。 「嫌い」ということをなくすためには、理由などあるわけはなく、愛せる心を持つ人間になれば自然に心が開放されるのです。 |
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