|
「なぜ、あの時に出逢ってしまったのだろう」 苦しい恋をしている人がいます。 それは、相手に対する自分の強い想いはあっても、片思いであったり、すでに相手の人が別の人と恋愛中だったり、あるいは、恋はできても、相手には妻子や夫がいたりしてままならぬ恋であったりと、かんたんにはゴールが見えない恋もたくさんあります。 こんなとき、「恋する相手がいるだけまし」と慰める人もいますが、当人は、「こんな苦しい恋をするのなら出逢わなければ良かった」と嘆きたいかも知れません。 他人の恋愛は対岸の火事みたいなもので、自分のほうに燃え移ってはじめて熱さが分かるものです。 恋をする人のエネルギーは、どこからそんなに沸いてくるのか分からないほど強いですね。 「人が変わったようだ」といわれるように、恋は「人を変える」エネルギーそのものです。 恋とは、もともとその人を変えるための出逢いなのです。 自分の人生はこんなものだと自分で勝手に決め付けたいた人が、恋をするや、自分の夢を語ったりするようになり、自分の人生の目標が明確になってきたという人も大勢います。 ところで、恋が苦しいのは、人の所有欲を刺激するため、他人から、身近になった瞬間、独占欲が頭をもたげてくるからです。 個人の尊厳を知りながら、所有したい欲望にかられるのが、恋の魔力なのです。 恋は昔から「お医者でも、草津の湯でも」と、恋に効く特効薬はないといわれますが、本当はあるのです。 相手に執着している状態は、愛ではなく「情」であり、愛と情は似ていますが、全然違うものです。 愛は人を解放し自由にし、相手だけでなく、自分の心も解放されます。 心で掴んでいた想い(執着)が自分や相手や周囲を苦しめていたことに気づきます。 あなたは何のために恋をしたのだろう。 その理由は、恋を愛に昇華させるために自ら恋を受け入れたのです。 恋は偶然の予期しない出来事だと思っている人が多いですが、実際には、自分自身に内在している霊的なものが導いていたのです。 それなのに苦しいというのは、執着に振り回されて目的に気がつかないため、それに気づかせるために苦しみが与えられていたのです。 では、どうして恋の心を愛に変えることができるのでしょうか。 それは、自分も含め、すべての関係者の幸福を願う心から生まれてきます。誰も犠牲にならないのが愛です。 そのためには、自分が今掴んでいる執着から心を解き放しましょう。 本当の愛だけがすべての状況を良い形で解決してくれるのですよ。 |
|
|||||||||||||||||
Copyright (C)2015. 婚活成功のアドバイス All rights reserved. |